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無痛分娩で頭痛は起こる?対処法は?

出産の痛みをやわらげる無痛分娩ですが、副作用として頭痛が心配な方もいるでしょう。本記事では、原因となる硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の症状や発生率、対処法までわかりやすく解説します。

無痛分娩で頭痛は起こる?原因となる「硬膜穿刺後頭痛(PDPH)」とは

無痛分娩のあとに起こる頭痛の代表的な原因が、硬膜穿刺後頭痛(PDPH)です。ただし、すべての方に必ず起こるわけではありません。

無痛分娩では、背中から「硬膜外腔」と呼ばれる場所に細い管(カテーテル)を入れ、麻酔薬を投与します。この処置の際に、針やカテーテルが、脳や脊髄を包む「硬膜」という膜を傷つけてしまうことがまれにあります。硬膜の内側には、脳や脊髄を支えている「脳脊髄液(髄液)」という液体が満たされています。

硬膜に穴があくと、この髄液が少しずつ漏れ出してしまいます。すると髄液が減って脳が下がり、脳を支えている膜や血管が引っ張られることで、頭痛が生じるのです。これが硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の仕組みです。初めての出産では不安に感じるかもしれませんが、まずは正しく仕組みを知っておきましょう。

硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の症状と発生率

硬膜穿刺後頭痛には、通常の頭痛とは異なる特徴的な症状があります。ここでは、その現れ方と発生率を具体的に見ていきましょう。

起き上がると悪化し、横になると軽くなるのが特徴

硬膜穿刺後頭痛の最も大きな特徴は、姿勢によって痛みが変わることです。起き上がったり座ったりすると頭痛が強くなり、横になると楽になります。

これは、立ち上がると重力によって髄液が下の方へ移動し、脳への圧力がさらに下がるためです。反対に、横になると脳への圧力が保たれ、痛みがやわらぎます。通常の頭痛は姿勢を変えてもあまり変化しないので、「横になると楽なのに、起き上がると強く痛む」という場合は、この頭痛の可能性が高いといえます。

頭痛以外の症状と発生頻度

硬膜穿刺後頭痛では、頭痛以外にも吐き気や嘔吐、首のこわばり、めまいなどの症状が出ることがあります。まれに、視力や聴力の障害をともなう場合もあります。

気になる発生頻度ですが、東京大学医学部の資料によると、約0.8%程度と示されています。決して高い数字ではなく、多くの方には起こりません。過度に心配しすぎず、正しい知識を持って出産に臨むことが大切です。

引用元:東京大学医学部付属病院・産婦人科|無痛分娩の合併症とそれに対する対応について[※PDF](https://www.obstetrics-htu.jp/wp/wp-content/uploads/complication.pdf

硬膜穿刺後頭痛(PDPH)が起こりやすい人

すべての方に硬膜穿刺後頭痛が起こるわけではなく、なりやすさには患者さん側の要因と、処置(手技)側の要因がいくつか知られています。

患者さん側の要因としては、比較的若い年齢であること、女性であること、やせ型(低BMI)であること、以前から頭痛(片頭痛など)を持っていること、過去に硬膜穿刺後頭痛を起こしたことがあること、などが挙げられます。とくに若い方ややせ型(低BMI)の方は、より起こりやすいと報告されています。なお、女性は男性よりも2〜3倍程度発生率が高いとされていますが、その明確な理由はまだ十分には解明されていません。

妊婦さんは「比較的若い年齢」「女性」という要因に加え、出産時のいきみ(分娩第2期の努責)によって髄液の漏れが増える可能性が指摘されており、条件が重なりやすいといえます。

また、処置に使う針の太さも関係し、太い針ほど髄液が漏れやすくなるとされています。ただし近年は、細い針を使う医療機関が増えているため、以前よりも発生率は下がってきています。

参照元:Uppal V, et al.|Consensus Practice Guidelines on Postdural Puncture Headache From a Multisociety, International Working Group: A Summary Report(JAMA Network Open. 2023;6(8):e2325387)(https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2023.25387

参照元:University of California, San Francisco(UCSF)|Post Dural Puncture Headache (PDPH)(https://pain.ucsf.edu/management-specific-pain-syndromes/post-dural-puncture-headache-pdph

硬膜穿刺後頭痛(PDPH)の対処法と治療法

硬膜穿刺後頭痛は、多くの場合、時間の経過とともに自然に改善しますが、症状によっては専門的な治療が必要になることもあります。時期ごとの対応を確認しておきましょう。

発症・回復の時期と過ごし方のポイント

硬膜穿刺後頭痛の多くは、通常72時間(3日)以内に発症し、1〜2週間ほどで自然に改善していきます。

この頭痛は横になると楽になるため、つらいときに横になって休むこと自体は問題ありません。ただし、症状をやわらげる目的以外での長時間の安静は推奨されておらず、無理のない範囲で普段どおりに過ごすことがすすめられています。

水分補給については、水分を多くとることで頭痛を予防・改善できるという明確な証拠はありません。脱水にならないよう、ふだんどおり十分な水分をとって過ごすとよいでしょう。

なお、鎮痛薬を使う際は、自己判断で市販薬を飲まず、必ず医師や薬剤師に相談してください。出産後は他の薬を服用していることも多く、飲み合わせに注意が必要です。

参照元:Arevalo-Rodriguez I, et al.|Posture and fluids for preventing post-dural puncture headache(Cochrane Database of Systematic Reviews. 2016;3:CD009199)(https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD009199.pub3/full

参照元:Uppal V, et al.|Consensus Practice Guidelines on Postdural Puncture Headache(JAMA Network Open. 2023;6(8):e2325387)(https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2023.25387

参照元:一般社団法人 日本産科麻酔学会|Q14. 硬膜外鎮痛の副作用が心配です。(https://www.jsoap.com/general/painless/q14

症状が強い・長引くときの治療(硬膜外血液パッチ/ブラッドパッチ)

セルフケアでも改善しない、あるいは頭痛が強い・長引く場合には、「硬膜外血液パッチ(ブラッドパッチ)」という治療が行われることがあります。これは、患者さん自身の血液を硬膜外腔に注入し、あいた穴をふさぐ処置です。

ただし、この治療で頭痛が確実に治るわけではありません。注入した血液が原因で感染して膿がたまったり、硬膜外腔に癒着が生じたりするリスクもあります。実施するかどうかは、必ず麻酔科医と相談のうえで決めましょう。

また、頭痛がさらに強くなる、けいれんを起こすといった症状があるときは、退院後であってもすぐに医療機関を受診してください。

まとめ

無痛分娩による頭痛の多くは、硬膜穿刺後頭痛(PDPH)によるものです。発生率は100〜200人に1人程度と高くはなく、多くは1〜2週間で自然に改善します。起き上がると悪化する頭痛が続く場合は、つらいときは無理をせず横になり、症状が強いときは我慢せず医師に相談することが大切です。長時間の安静や過剰な水分補給に頼るのではなく、正しい知識を持って、安心して出産に臨みましょう。

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※分娩の実績数は全てJALA( 無痛分娩関係学会団体連絡協議会)のサイトから最新情報を参照しています。

聖マリア
クリニック本院
(戸塚区)
聖マリアクリニック個室

引用元:聖マリアクリニック本院公式HP(https://stmc.jp/delivery/institution/)

聖マリアクリニック個室分娩室②

引用元:聖マリアクリニック本院公式HP(https://stmc.jp/delivery/institution/)

聖マリアクリニックロビー

引用元:聖マリアクリニック本院公式HP(https://stmc.jp/delivery/institution/)

聖マリアクリニック食事

引用元:聖マリアクリニック本院公式HP(https://stmc.jp/delivery/institution/)

プラタナス産婦人科
クリニックながつた
(緑区)
プラタナス産婦人科クリニックながつた個室

引用元:プラタナス産婦人科クリニックながつた公式HP(https://platanus-clinic.jp/medicalA/medical02.html#medical02A)

プラタナス産婦人科クリニックながつた特別室

引用元:プラタナス産婦人科クリニックながつた公式HP(https://platanus-clinic.jp/medicalA/medical02.html#medical02A)

プラタナス産婦人科クリニックながつた食事

引用元:プラタナス産婦人科クリニックながつた公式HP(https://platanus-clinic.jp/medicalA/medical02.html#medical02A)

プラタナス産婦人科クリニックながつたアロマトリートメントサービス

引用元:プラタナス産婦人科クリニックながつた公式HP(https://platanus-clinic.jp/medicalA/medical03.html)

横浜市立大学附属病院
周産期医療センター
(金沢区)
横浜市立大学附属病院周産期医療センター個室

引用元:横浜市立大学附属病院周産期医療センター公式HP(https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~shusan/birth/)

横浜市立大学附属病院周産期医療センター4人部屋

引用元:横浜市立大学附属病院周産期医療センター公式HP(https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~shusan/birth/)

横浜市立大学附属病院周産期医療センター分娩室(ハイリスク対応)

引用元:横浜市立大学附属病院周産期医療センター公式HP(https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~shusan/birth/)

横浜市立大学附属病院周産期医療センター新生児室

引用元:横浜市立大学附属病院周産期医療センター公式HP(https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~shusan/birth/)

新横浜母と子の病院
(港北区)
新横浜母と子の病院個室

引用元:新横浜母と子の病院公式HP(https://www.hahatoko.jp/hospital/facility/)

新横浜母と子の病院エントランス

引用元:新横浜母と子の病院公式HP(https://www.hahatoko.jp/hospital/facility/)

新横浜母と子の病院食堂

引用元:新横浜母と子の病院公式HP(https://www.hahatoko.jp/hospital/facility/)

新横浜母と子の病院食事

引用元:新横浜母と子の病院公式HP(https://www.hahatoko.jp/hospital/hospitalization/meal/)

はぐくみ母子クリニック新横浜
(港北区)
はぐくみ母子クリニック新横浜個室

引用元:はぐくみ母子クリニック新横浜公式HP(https://hagukumi-cl.com/about/hospitality/interior-design/)

はぐくみ母子クリニック新横浜エントランス

引用元:はぐくみ母子クリニック新横浜公式HP(https://hagukumi-cl.com/about/hospitality/interior-design/)

はぐくみ母子クリニック新横浜食事

引用元:はぐくみ母子クリニック新横浜公式HP(https://hagukumi-cl.com/about/hospitality/meals/)

はぐくみ母子クリニック新横浜食事

引用元:はぐくみ母子クリニック新横浜公式HP(https://hagukumi-cl.com/about/hospitality/meals/)

小川
クリニック
(戸塚区)
小川クリニックロビー

引用元:小川クリニック公式HP(https://ogawaclinic.com/hospitalization/tour2/)

小川クリニックシャンプー室

引用元:小川クリニック公式HP(https://ogawaclinic.com/hospitalization/tour2/)

小川クリニック個室

引用元:小川クリニック公式HP(https://ogawaclinic.com/hospitalization/tour2/)

小川クリニック食事

引用元:小川クリニック公式HP(https://ogawaclinic.com/hospitalization/tour2/)

無痛分娩の
実績
559(2023年) 250(2022年) 248(2023年) 591(2022年) 539(2021年5月~2022年9月) 312(2021年)
無痛分娩の
費用
15万円(税込) 10万円~19万円
(税不明)
15万円
(税不明)
23万円(税不明) 12万円(税不明) 13万円~15万円
(税不明)
部屋代
(個室)
無料 1日15,000
(税不明)
12,100円~(税込) 無料
※お産パックに含まれる(部屋のランクによる差額あり)
※公式HPに記載なし 1日5,800円~12,000
(税不明)
麻酔科医の
在籍

常勤:2名
非常勤:1名


非常勤:1名

常勤:40名
非常勤:0名


非常勤:1名

常勤:1名/非常勤:1名
-

【選定条件】
■無痛分娩の実績は各クリニックの公式HPまたはJALA( 無痛分娩関係学会団体連絡協議会)の公式HP(https://www.jalasite.org/)から調査しました(2026年2月5日時点)。そのなかで年間200件以上の対応実績が確認でき、「母子同室可能」で「自然陣発にも24時間無痛分娩対応できる」クリニックを6院ピックアップしました。
<実績の参照元>
・聖マリアクリニック本院:JALA公式HP(https://www.jalasite.org/hp/10183.html
・プラタナス産婦人科クリニックながつた:JALA公式HP(https://www.jalasite.org/hp/10678.html
・横浜市立大学附属病院周産期医療センター:JALA公式HP(https://www.jalasite.org/hp/10169.html
・小川クリニック:JALA公式HP(https://www.jalasite.org/hp/10182.html
・新横浜母と子の病院:JALA公式HP(https://www.jalasite.org/hp/10160.html
・はぐくみ母子クリニック新横浜:JALA公式HP(https://hagukumi-cl.com/shinyokohama/